「自分の経験やスキルは分かってきた」
でも、次に出てくるのが、
「じゃあ、これって仕事になるの?」
という疑問です。
ここで、いきなり
「講座を作ろう!」
「コンサルをしよう!」
「商品を作ろう!」
と考える必要はありません。
むしろ、先に商品を作ってしまうと、誰にも必要とされない商品ができてしまうことがあります。
では、何から考えればいいのでしょうか?
「できること」だけでは商品にならない
例えば、
「Canvaが使えます。」
これはスキルです。
でも、
「Canvaが使えるので、Canva講座を販売します。」
だけでは、まだ弱い。
なぜなら、
「誰の、どんな困りごとを解決するのか」
が見えていないからです。
仕事になるかどうかは「誰かの困りごと」で考える
例えば、
「Instagramをやりたいけれど、投稿画像が作れない」
という人がいるとします。
その人に、
「Canvaの使い方を教えます」
ではなく、
「Instagramの投稿を自分で作れるようになるために、必要なCanvaの使い方を教えます」
と考える。
すると、同じCanvaというスキルでも、相手にとっての価値が変わります。
つまり、
スキルを売るのではなく、スキルを使って「相手の困りごとを解決する」
と考えることが大切です。
では、どうやって商品にしていく?
次の5つを順番に考えてみてください。
① 誰を助けたい?
「女性」だけでは広すぎます。
例えば、
「起業したけれど、SNS発信が一人では続かない人」
など、できるだけ具体的にしてみます。
② その人は何に困っている?
「SNSが苦手」
だけでは、まだ少し曖昧です。
例えば、
「投稿したいけれど、何を書けばいいのか分からない」
「Canvaで画像を作れない」
「投稿しているのに問い合わせにつながらない」
など。
本人が実際に口にしそうな言葉まで具体的にしてみましょう。
③ どうなれたら嬉しい?
困りごとの反対側を考えます。
「何を投稿すればいいか分からない」
↓
「自分で投稿内容を考えられるようになる」
「Canvaが使えない」
↓
「自分でInstagramの投稿を作れるようになる」
この**「どうなりたい?」**が、商品で提供する結果につながります。
④ あなたは何ができる?
ここでSTEP2で整理した、
自分の経験・スキル
を使います。
「Canvaを教えられる」
「投稿内容を一緒に考えられる」
「SNSの導線を整理できる」
など。
⑤ どういう形なら、その人を助けられる?
ここで初めて「商品」の形を考えます。
例えば、
- 1回の相談
- 個別レッスン
- 1か月のサポート
- 3か月の伴走
- オンライン講座
- 添削サービス
- 制作代行
など。
商品は最初から決まっているものではありません。
「誰を、どう助けるか」が決まれば、そこから最適な形を考えていけばいいのです。
「私が売りたいもの」から考えない
ここは、起業するときにとても大切なポイントです。
例えば、
「Canvaを教えたい」
「コーチングをしたい」
「自分の経験を講座にしたい」
という気持ちがあっても、
それだけで商品を作ってしまうのではなく、
「それを必要としている人は、何に困っている?」
と考えてみてください。
「私が教えたいこと」
と
「相手が解決したいこと」
が重なったところに、商品になる可能性があります。
「こんなことでお金をもらっていいの?」
これも、よくある悩みです。
「こんな簡単なことにお金をもらっていいのかな?」
と思うことがあります。
でも、お客様がお金を払うのは、あなたが大変なことをしているからではありません。
自分ではできないことを、できるようにしてくれる。
自分一人では時間がかかることを、早く進められる。
何をしたらいいか分からない状態から、次に進める。
そこに価値があります。
ただし、「商品を作ったら売れる」わけではない
ここも忘れてはいけません。
商品を作っただけでは、お客様は来ません。
その前に、
「この商品は、誰のためのものなのか」
を伝える必要があります。
そして、
「私のことかもしれない」
と思ってもらえる発信が必要になります。
つまり、
商品づくり → 発信 → 興味を持ってもらう → 信頼してもらう → 購入
という流れまで考えることが大切です。
まずは「商品名」を考えなくていい
いきなり、
「○○講座」
「○○コンサルティング」
という名前を考えなくても大丈夫です。
まずは、次の文章を埋めてみてください。
私は、____な人の
「____」という悩みを、
____という方法で解決することができます。
そして、
その結果、その人が____になれるようにサポートします。
ここまで言葉にできたら、あなたの商品はかなり見えてきます。
商品は「自分のスキルを売ること」ではない
ここまでのSTEPをつなげてみましょう。
STEP1
自分は何をしたいのか?
↓
STEP2
自分には何ができるのか?
↓
STEP3
その力で、誰のどんな悩みを解決できるのか?
↓
商品
「誰に、どんな変化を届けるのか」
ここまで整理してから、初めて商品を形にしていきます。
それでも、自分ではつながらないとき
「やりたいことはある」
「スキルも少し見えてきた」
「でも、それをどう商品にしたらいいのか分からない」
そんな状態になるのは、珍しいことではありません。
自分のことは、自分では意外と客観的に見えないからです。
そんなときは、
あなたの経験・スキル・やりたいことを一緒に整理して、
「誰の、どんな悩みを解決できるのか」
から一緒に考えていきます。
商品を無理に作るのではなく、
「本当に誰かの役に立つものは何か」
を見つけるところから始めましょう。