「自分の経験やスキルを、仕事にしたい。」
そう思ったとき、次に悩むのが、
「じゃあ、何を商品にすればいいの?」
ということではないでしょうか。
「講座を作ればいい?」
「コンサルってどうやって作るの?」
「何をいくらで売ればいい?」
「そもそも、私の商品を買ってくれる人なんている?」
ここで止まってしまう人は少なくありません。
でも、商品は思いつきで作るものではありません。
「誰の、どんな悩みを、どう解決するのか」
から順番に考えると、少しずつ形が見えてきます。
商品は「自分ができること」を並べただけでは売れない
例えば、
「Canvaを教えます」
「SNSをサポートします」
「起業相談に乗ります」
これだけでは、相手は
「私に何をしてくれるの?」
が分かりません。
商品にするためには、
誰に?
↓
何に困っていて?
↓
どうなりたい?
↓
あなたは何をして?
↓
どんな状態まで連れていく?
ここまで具体的にします。
① まず「誰のための商品なのか」を決める
「女性向け」
「起業したい人」
「SNSが苦手な人」
だけでは、まだ広すぎます。
例えば、
「起業塾で学んだけれど、一人になると何をすればいいのか分からなくなる人」
なら、その人が抱えている悩みを具体的に考えられます。
「商品は作ったけれど売れない」
「SNSに何を投稿すればいいか分からない」
「やることが多すぎて進まない」
など。
相手が具体的になるほど、商品も具体的になります。
② その人の「一番困っていること」を見つける
悩みを全部解決しようとしなくて大丈夫です。
むしろ、
「今、一番困っていることは何?」
を考えます。
例えば、
「SNSが苦手」
という悩みの中にも、
- 何を投稿すればいいか分からない
- Canvaが使えない
- 投稿を続けられない
- フォロワーが増えない
- 商品につながらない
- LINEに誘導できない
など、いろいろあります。
この中のどれを解決する商品なのかを決めます。
③ 「どうなったら、この人は喜ぶ?」を考える
商品は「何をするか」だけではありません。
「受けたあと、どうなっているか」
を考えることが大切です。
例えば、
「SNSを教える」
ではなく、
「自分の商品に合わせて、投稿内容を自分で考えられるようになる」
「Canvaを教える」
ではなく、
「Instagram投稿を自分で作れるようになる」
というように、
相手が得られる変化
まで考えてみます。
④ そこから「何を提供するか」を決める
ここで初めて、商品の中身を考えます。
例えば、
1回で解決できるなら
個別相談・単発レッスン
少し時間をかけて身につけるなら
講座・レッスン
一緒に実践する必要があるなら
1か月・3か月などの伴走サポート
自分では作れない人のためなら
制作・代行
というように、
相手の悩みを解決するために、一番合った形
を選びます。
「講座」にしなくてもいい
起業すると、
「商品を作る=講座を作る」
と思ってしまう人がいます。
でも、商品は講座だけではありません。
例えば、
相談する
教えてもらう
一緒に作る
添削してもらう
やってもらう
など、いろいろな形があります。
大切なのは、
「自分が何を売りたいか」ではなく、
「相手が何を必要としているか」
です。
⑤ 商品の「内容」を具体的にする
例えば、
「SNSサポート3か月」
だけでは、何をしてくれるのか分かりません。
そこで、
- 月○回の個別相談
- 投稿内容の整理
- プロフィールの見直し
- 投稿添削
- 商品との導線整理
- Canvaの使い方
- AIを使った投稿づくり
など、
「何をしてくれるのか」
を具体的にします。
そして、
「この3か月で、どこまで進めるのか」
も決めます。
⑥ 価格は「時間」だけで決めない
「1時間だから○円」
だけで価格を決める必要はありません。
考えるポイントは、
何を提供するのか
どんな悩みを解決するのか
どんな変化を届けるのか
どれくらいの期間サポートするのか
などです。
例えば同じ「1時間の相談」でも、
ただ話を聞くだけなのか、
具体的な課題を整理して、
「次に何をすればいいのか」まで明確になるのか。
提供する価値は変わります。
「こんな商品、誰が買うの?」と思ったら
そのときは、商品を作り込む前に、
実際に、その悩みを持っている人がいるのか
を確認してみましょう。
SNSで質問してみる。
知り合いに話を聞いてみる。
過去のお客様の悩みを振り返る。
人から相談された内容を思い出す。
こうして、
「自分が売りたいもの」ではなく、
「実際に必要とされているもの」
に近づけていきます。
商品は、最初から完璧じゃなくていい
最初の商品を、
「これが完成形!」
と決める必要もありません。
実際に提供してみる。
↓
相手の反応を見る。
↓
「ここはもっとこうしてほしい」と分かる。
↓
内容を改善する。
この繰り返しで、商品はどんどん良くなっていきます。
作ってから売るのではなく、
小さく始めて、必要とされる形に育てていく。
そんな考え方も大切です。
商品を作るためのワーク
紙に、次の文章を埋めてみてください。
私の商品は、
「____な人」のためのもの。
その人は、
「____」ということで困っている。
私は、
「____」という方法でサポートする。
その結果、
「____」という状態になってもらう。
そのために提供するものは、
「____」
期間は、
「____」
ここまで書けたら、商品づくりの土台ができます。
それでも商品にならないとき
「自分の経験やスキルは見えてきた。」
「助けたい人もなんとなく分かる。」
でも、
「それをどう組み合わせれば商品になるのか分からない」
ということもあります。
そんなときは、
無理に商品名を考えたり、講座を作り始めたりする必要はありません。
あなたの
経験・スキル・やりたいこと
と、
相手の悩み
を一緒に整理して、
「何を、誰に、どんな形で届けるのか」
を考えるところから始めることができます。
まずは自分で考えてみる。
書き出してみる。
小さく試してみる。
そして、それでも「ここから先が分からない」ところが出てきたら、その部分だけ誰かの力を借りればいい。
あなたにしかない経験やスキルを、
「誰かの役に立つ商品」に変えていく。
その最初の一歩から、一緒に考えていきます。